プレストスペル（2006年生、母スペシャルキセキ）

プレストスペル（2006年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「急速に（伊）＋呪文、まじない」。毛色は芦毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時13歳）と交配したスペシャルキセキが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（株）諏訪牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、諏訪牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ターフマネジメントによって168万円で落札された。2歳のとき、大作ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月30日、デビュー戦は田村太雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は468kg。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

3歳（2009年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田村太雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた6戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたんぽぽ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったフクフクにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の山桜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月5日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の摩耶山特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

9月29日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4歳（2010年）

2月4日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で北野真弘騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で北野真弘騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のモエレゴージャスに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。