マヤノガニーシュ（2003年生、母グレイスハニー）

マヤノガニーシュ（2003年6月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ヒンズー教の富の神」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したグレイスハニーが22歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本幸雄。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月24日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

3歳（2006年）

4月12日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた3戦目は、3歳戦の六甲山特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブライティアスカイに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月6日、中2週で迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したクロズキンにクビ差届かず2着となった。

6月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアナナスを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

7月15日、中4週で迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1200m 小雨/良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた10戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

4歳（2007年）

3月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、麗特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトムコリンズを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

3月28日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、マーチ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた14戦目は、一般B2四 B3四（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

12月12日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、仲冬賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

5歳（2008年）

8月27日、約8か月半の休養明けで迎えた16戦目は、日暮特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、トレノラピドにクビ差交わされて2着となった。