ドラゴンズバック（2017年生、母イゾラトウショウ）

ドラゴンズバック（2017年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「龍脊(香港の地名)」。毛色は鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時10歳）と交配したイゾラトウショウが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はサンローゼン。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、サンローゼンから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月13日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

11月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた4戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3歳（2020年）

1月6日、中2週で迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、メモワールミノルに交わされて1馬身差の2着となった。

1月25日、中2週で迎えた6戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のスターファイターに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3月15日、中6週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は木幡育也騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

7月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のタイキメサイアを半馬身振り切って2勝目をマークした。

8月2日、中3週で迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

10月3日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

12月5日、中8週で迎えた13戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4歳（2021年）

4月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

9月12日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた20戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

5歳（2022年）

1月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡育也騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5月7日、中5週で迎えた24戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい7着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月30日、中7週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスのおおぞら特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

6歳（2023年）

2月5日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

2月26日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた29戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた30戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。15着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた31戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2024年）

1月13日、約8か月の休養明けで迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

2月13日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた33戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、ショコラ特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた34戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、春風特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた35戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキックフリップに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月8日、中1週で迎えた36戦目は、C2六組（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケンリュウジョウを次元の違う末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

4月16日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るドドーニサンサンを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

4月30日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。