ジュニアプリンス（1995年生、母ブルックシラオキ）

ジュニアプリンス（1995年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のプリンスオブバーズ（当時10歳）と交配したブルックシラオキが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は酒井清。戦績は、中央平地22戦1勝、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、酒井清から「ひだかトレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、主取によって円で落札された。

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

8月9日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

8月17日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

9月14日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

3歳（1998年）

2月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

2月18日、中0週で迎えた6戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマンゴー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月28日、中0週で迎えた7戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（6戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウゲンザンをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月3日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた12戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下（中京芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川合達彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

4歳（1999年）

1月5日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川合達彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川合達彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた18戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は金折知則騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月11日、中4週で迎えた21戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた22戦目は、5歳以上500万下の二見ケ浦特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月1日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（10戦1勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。