グランドキャニオン（2008年生、母ウィルビーゼア）
Grand Canyon
2008.03.14
グランドキャニオン（2008年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカ、コロラド川流域にある大渓谷」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時16歳）と交配したウィルビーゼアが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地3戦0勝、地方38戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年のブラッドストーン賞(一般B1二 B2一)。
経歴
デビュー前
加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2011年）
8月20日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。
8月27日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。
10月1日、中4週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。
12月2日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったモーリマティーニに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
12月28日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のドゥルキスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。
4歳（2012年）
1月18日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグラスグローリーに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。
2月13日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のゴウドウファイトに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
3月9日、中3週で迎えた8戦目は、春風特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。
3月28日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレーヴドアローを半馬身振り切って制した。
5月10日、中5週で迎えた10戦目は、たて座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。
5月23日、中1週で迎えた11戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦4勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったアールルイスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。
6月8日、中1週で迎えた12戦目は、中央区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。
7月8日、中3週で迎えた13戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のトウケイキングをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。
11月16日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、リゲル賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のミラクルスターに2馬身半の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。
12月29日、中5週で迎えた15戦目は、アデュー2012賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で森泰斗騎手（11戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。
5歳（2013年）
1月23日、中3週で迎えた16戦目は、春駒賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で森泰斗騎手（12戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したケイアイボルトを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
2月21日、中3週で迎えた17戦目は、仲春賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で森泰斗騎手（13戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のケイアイボルトを3/4馬身振り切って7勝目をマークした。
3月26日、中4週で迎えた18戦目は、アーバンステージ花見月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で森泰斗騎手（14戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
4月11日、中1週で迎えた19戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で森泰斗騎手（15戦7勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のケイアイボルトに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
6月5日、中7週で迎えた20戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で森泰斗騎手（16戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。
7月10日、中4週で迎えた21戦目は、アルタイル賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で森泰斗騎手（17戦8勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したショコラヴェリーヌを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。
8月15日、中4週で迎えた22戦目は、三条場外発売所賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で森泰斗騎手（18戦8勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。
9月19日、中4週で迎えた23戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。
6歳（2014年）
2月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。
3月14日、中4週で迎えた25戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（19戦8勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るメッシを豪快な末脚で半馬身差し切って9勝目を手に入れた。
4月23日、中5週で迎えた26戦目は、北斗七星賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（20戦9勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。
5月6日、中1週で迎えた27戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（21戦9勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったユーリカに詰め切れず、5馬身差の2着となった。
6月5日、中3週で迎えた28戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。
6月25日、中2週で迎えた29戦目は、パール賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（22戦9勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
7月11日、中1週で迎えた30戦目は、スタールビー賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（23戦9勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。
8月14日、中4週で迎えた31戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（24戦9勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。
8月29日、中1週で迎えた32戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（25戦9勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。
7歳（2015年）
1月23日、約5か月の休養明けで迎えた33戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ご愛顧ありがとう三条場外発売所賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。
2月4日、中1週で迎えた34戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。
2月27日、中2週で迎えた35戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。
3月16日、中1週で迎えた36戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。
4月7日、中2週で迎えた37戦目は、オメガ賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。
5月6日、中3週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。
6月3日、中3週で迎えた39戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。
7月8日、中4週で迎えた40戦目は、ベガ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。
7月31日、中2週で迎えた41戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。