コウチブレイザー（2000年生、母インディアリングクオリティ）

コウチブレイザー（2000年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋燃え立つ者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハウスバスター（当時13歳）と交配したインディアリングクオリティが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2003年のサファイアフラワー賞。

経歴

デビュー前

当歳のとき、丸幸小林牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、細谷よしのによって1,260万円で落札された。

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月1日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は526kg。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた3戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサードニクスフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマジカルタッチに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月22日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2004年）

5月15日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

6月7日、中2週で迎えた7戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

10月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた9戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

5歳（2005年）

7月10日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。