プラチナウィンク（1996年生、母グリーンヒルケイ）

プラチナウィンク（1996年5月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時12歳）と交配したグリーンヒルケイが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地37戦2勝2着3回、地方8戦2勝2着4回。2003年のノースクイーンカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2003年の石狩特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

千葉博次厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（1998年）

11月9日、デビュー戦は小林俊彦騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルイシオーカンから半馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメンデスダンサーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1999年）

2月21日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

4月11日、中6週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のローダンセ賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスルーザシーズンを交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

5月30日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳900万下の白百合ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

6月27日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月17日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田稔騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4歳（2000年）

3月19日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の春風賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月7日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に沈んだ。

5月27日、中2週で迎えた16戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮戦したが、アグネスゴアーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の調布特別（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったエイシンクリバーンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5歳（2001年）

2月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタマモゴーサインに6馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月10日、中2週で迎えた21戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の春風賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

5月19日、中6週で迎えた23戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。

12月2日、約6か月半の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

6歳（2002年）

5月25日、約5か月半の休み明けで迎えた26戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた27戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた30戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、グローリーティアラにクビ差交わされて2着となった。

11月3日、中6週で迎えた32戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた33戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のセレブレイション賞（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月22日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい16着に敗れた。

7歳（2003年）

1月12日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

2月15日、中4週で迎えた36戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた37戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた39戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた40戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、サクラローレル賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったデルマキングオーから3/4馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた41戦目は、小樽特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンコウリーダーから1馬身半差の2着に敗北した。

6月26日、中1週で迎えた42戦目は、石狩特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったライトクラウンから3馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中3週で迎えた43戦目は、五冠神讃特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

8月7日、中1週で迎えた44戦目は、Aiba浦河商店街特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた45戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシンメイマサコに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。