ランカグア（2020年生、母ビニャデルマール）

Rancagua

2020.03.24

ランカグア（2020年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「チリ中部に位置する都市」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時13歳）と交配したビニャデルマールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月14日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月25日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月13日、中6週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

7月2日、中6週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月19日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフルラインナップをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（2024年）

1月28日、中9週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ピンクジンに交わされて1馬身差の2着となった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。