スウィートスカー（2019年生、母グレースグランド）

Sweet Scar

2019.03.30

スウィートスカー（2019年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「優しい心の傷」。毛色は鹿毛。種牡馬のラブリーデイ（当時9歳）と交配したグレースグランドが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中 裕之。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中裕之から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、池袋レーシングによって880万円で落札された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月23日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 雨/重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したツッチーフェイスにアタマ差届かず2着となった。

2月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったアップストロークに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったクラシックステップにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったショウナンナダルにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエスポワールエールに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2023年）

1月22日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

4月1日、中9週で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

5歳（2024年）

3月23日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。