リトルサムシング（2022年生、母フライングニンバス）

リトルサムシング（2022年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ささやかなもの、曲名より。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時10歳）と交配したフライングニンバスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。主な勝ち鞍は2025年のエメラルドフラワー賞。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月29日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、アイビーヒメチャンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月10日、中2週で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月6日、中7週で迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

3歳（2025年）

1月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5月13日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルドフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒソカに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月15日、中4週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバムに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月13日、中3週で迎えた9戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の兼六園スプリント（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ケイズレーヴに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の能登復興祈念百万石かがやきナイター賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムティパルに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月7日、中5週で迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のゴールドパースに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月30日、中2週で迎えた12戦目は、イヌワシ賞（金沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のMRO金賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタルバンに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月25日、中4週で迎えた14戦目は、ポイントでネット投票!楽天競馬特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。