マイネルレンツ（2006年生、母アンジェラスロマン）

マイネルレンツ（2006年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋春（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサニングデール（当時7歳）と交配したアンジェラスロマンが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はサンライズステイブル。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、清水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって966万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,800万円（18万×100口）で一口馬主が募集された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月19日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

3歳（2009年）

1月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月7日、中1週で迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、6着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシゲルクラマヤマを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 小雨/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるワールドコンパスを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。