カンビーノ（1986年生、母ニツトウマドンナ）

カンビーノ（1986年6月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時12歳）と交配したニツトウマドンナが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）中島牧場。戦績は、中央平地18戦2勝、中央障害1戦0勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

1月15日、デビュー戦は岩元市三騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

1月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

10月29日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピアレスワンをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

11月11日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下の伊達特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた5戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の長篠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（1990年）

1月27日、中5週で迎えた7戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のモッカンテンショウを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

2月18日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた10戦目は、宮徹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の長良川特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮徹騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた12戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の北上特別（福島芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の郡山特別（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5歳（1991年）

1月15日、約8か月半の休み明けで迎えた14戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた18戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

5月5日、中6週で迎えた19戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた21戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた23戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。