スズカラムオー（2001年生、母スプリングフィールドレディ）

スズカラムオー（2001年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部＋王」。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時9歳）と交配したスプリングフィールドレディが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害3戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、矢野牧場から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場され、永井啓弐によって840万円で落札された。

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月16日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

3歳（2004年）

7月3日、約10か月の休養明けで迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

8月15日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

10月24日、中1週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4歳（2005年）

3月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

4月9日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた11戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月30日、連闘で迎えた12戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2006年）

3月19日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

5月20日、中8週で迎えた14戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。