ツェルニー（2021年生、母カノン）

ツェルニー（2021年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より。母名、母母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンヒカリ（当時10歳）と交配したカノンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はヒダカフアーム。主な勝ち鞍は2024年の今日もウララかケセラセラ記念(一般C2十二)。

経歴

デビュー前

坂口智康厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月21日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月14日、中9週で迎えた4戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

8月25日、中5週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田裕一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

10月13日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、今日もウララかケセラセラ記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のビアメントブラストに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、中3週で迎えた7戦目は、能登半島地震復興応援杯（80）（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のピークブルームを3/4馬身振り切ってファンの期待に応えた。

12月10日、中1週で迎えた9戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジュネスヒマリに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2025年）

1月7日、中3週で迎えた10戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユメデアエタラに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月28日、中6週で迎えた11戦目は、「ハイキングのまち」おごせ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったスマイルスライヴに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2七八九（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったキタノファルコンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

4月23日、中4週で迎えた13戦目は、まるまるひがしにほん賞（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月27日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で秋元耕成騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウオウヴィーナスを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

6月26日、中3週で迎えた15戦目は、雁坂峠特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で秋元耕成騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したホウオウヴィーナスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月25日、中3週で迎えた16戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、獅子座特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭に躍り出て、最後は2着のトーアルドルフに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月19日、中3週で迎えた17戦目は、幻の梨白岡美人爆誕賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のベストリターナーに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月23日、中4週で迎えた18戦目は、秋桜特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見越彬央騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のタロマイスターに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月28日、中4週で迎えた19戦目は、HBA日高軽種馬農業協同組合賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で見越彬央騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。