テイエムチュラッコ（2011年生、母テイエムチュラサン）

テイエムチュラッコ（2011年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋テイエムチュラサンの子供より」。毛色は栗毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時15歳）と交配したテイエムチュラサンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回。2013年のひまわり賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月3日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のテイエムゲッタドンに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、テイエムキュウコーに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた4戦目は、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

3歳（2014年）

2月9日、中7週で迎えた5戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた6戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4月20日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のクリノコマチをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月18日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

4歳（2015年）

6月6日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた9戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月19日、中5週で迎えた10戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦1勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5歳（2016年）

1月24日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

2月27日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は義英真騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。