エーシンハルシオン（2010年生、母エイシンハッピー）

エーシンハルシオン（2010年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋カワセミ」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時17歳）と交配したエイシンハッピーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

5月4日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず15着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた2戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山崎亮誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた4戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ディーズリアンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプルミエクリュに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ヤマサダイスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のブラウンティアラに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフェアリーフロスをクビ差振り切って順当に勝利した。

11月9日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のカシノハッピーに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月30日、中2週で迎えた10戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のワンダーストーリリに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2014年）

1月4日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグッドサークルに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月5日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、端午特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、薫風特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦4勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた14戦目は、小満特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦4勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。