アイティキング（2008年生、母ピアソラ）

アイティキング（2008年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王様」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスフライト（当時11歳）と交配したピアソラが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2011年のウインターフラワー賞。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月17日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

1月27日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のウインターフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイティケンタを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。