カシノマオウ（2013年生、母タイムレスジェム）

カシノマオウ（2013年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋魔王」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時16歳）と交配したタイムレスジェムが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C2 22。

経歴

デビュー前

1歳のとき、一山育成牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって259.2万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

8月1日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

11月21日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

3歳（2016年）

2月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた5戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

5月1日、中5週で迎えた6戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったオラシオンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月28日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石川慎将騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で石川慎将騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で石川慎将騎手（10戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で石川慎将騎手（11戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシゲルタイに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月13日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で石川慎将騎手（12戦1勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で石川慎将騎手（13戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4歳（2017年）

1月4日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で石川慎将騎手（14戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた21戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。