サンシャイアン（2015年生、母キタノフラワー）

サンシャイアン（2015年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「太陽＋アメリカの都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のオウケンブルースリ（当時10歳）と交配したキタノフラワーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は吉田又治。戦績は、中央平地12戦0勝2着3回、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2020年のサンオーイ賞(一般B1一 B2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中橋清から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって259.2万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月14日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2018年）

1月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

7月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ヴァローレネロにハナ差交わされて2着となった。

7月8日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スズノアリュールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったネオテスタメントに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

10月18日、中4週で迎えた13戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウマンカイに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

12月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエムケイフローラルに3馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

4歳（2019年）

2月11日、中9週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

4月13日、中8週で迎えた18戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

6月1日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

7月14日、中5週で迎えた20戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

9月19日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ヴァーゴ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた22戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、TOKYO MEGA CITY賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月17日、中1週で迎えた23戦目は、ペガサス賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた24戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた25戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、サジタリウス賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフィアットルクスをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

12月29日、中2週で迎えた26戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、SEGAスターホース賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

5歳（2020年）

1月24日、中3週で迎えた27戦目は、春隣賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダノンフォワードに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月7日、中1週で迎えた28戦目は、アメジスト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマムティキング決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた29戦目は、アクアマリン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた30戦目は、花月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハルディネロに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月7日、中2週で迎えた31戦目は、東風賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたハルディネロ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた32戦目は、楽天競馬でポイントザクザク賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた33戦目は、薫風賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた34戦目は、サンオーイ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスターズテソーロを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目を挙げた。

6歳（2021年）

5月20日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、高橋昭平騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた36戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋昭平騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた37戦目は、風待月賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた38戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（9戦4勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。