サミュエル（2019年生、母ヴェルテュ）

Samuel

2019.03.25

サミュエル（2019年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時15歳）と交配したヴェルテュが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡ファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山岡ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、古賀禎彦によって770万円で落札された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

3月26日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 小雨/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月4日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月10日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のライヴトパーズを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月18日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（4戦1勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

12月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢一樹騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

4歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で菊沢一樹騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入った。

1月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 小雨/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

5月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

7月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（8戦1勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンシングニードルから2馬身半差の2着となった。

8月20日、中2週で迎えた11戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2024年）

1月20日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（9戦1勝）。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月4日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（10戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。