ボナンザーメモリー（2000年生、母キリビジン）

ボナンザーメモリー（2000年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。品種はサラブレッド系で、毛色は栗毛。種牡馬のバンブーメモリー（当時15歳）と交配したキリビジンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方22戦3勝2着2回。2002年の中京盃(地方重賞)に勝利した他、2002年の兼六園ジュニアカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、山田牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、遠藤博美によって210万円で落札された。

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2002年）

7月16日、デビュー戦は安部幸夫騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。馬体重は518kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のパーシャルマインに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月28日、中5週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オペラコロナリーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の中京盃（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のサンセンオペラオーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月27日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

3歳（2003年）

1月1日、中4週で迎えた6戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の園田ユースカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

1月24日、連闘で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（6戦2勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた10戦目は、一般B18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルプラータから3/4馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（8戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月3日、中0週で迎えた12戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた13戦目は、一般B16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のベルモントジャックに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（10戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月11日、連闘で迎えた15戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（11戦3勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた16戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた17戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（13戦3勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた18戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（14戦3勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4歳（2004年）

1月6日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、迎春特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

2月12日、中4週で迎えた20戦目は、世田谷区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた21戦目は、渋谷区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月15日、中1週で迎えた22戦目は、中野区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた23戦目は、みずがめ座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた24戦目は、宗形竹見騎手を鞍上に迎えて、北区特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。