タイガーヒル（1995年生、母The Filly）

タイガーヒル（1995年4月11日）は、アイルランドで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデインヒル（当時9歳）と交配したThe Fillyが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外16戦10勝。1998年、1999年とバーデン大賞(独・G1)を連覇した他、1999年のダルマイヤー大賞(独・G1)に勝利するなど、G1級競走3勝を含む重賞6勝を挙げた。

経歴

2歳（1997年）

9月7日、4頭立ての1番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、2着のWahnfriedに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月4日、3頭立ての3番人気でレースに臨んだ。最後は、2着のAreionに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月1日、3頭立ての1番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、2着のTannenkonigに2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

3歳（1998年）

4月12日、オラクルデドライアリン（ドイツ・ミュールハイム芝1600m）に出走。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。1着となった。

5月10日、3歳G2のメールミュルヘンスレネン（ドイツ・ケルン芝1600m）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての6番ゲートからスタート。最後は、2着のDocksiderに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

6月7日、8頭立ての1番ゲートからスタート。最後は、2着のScornedに2馬身半の差をつけて同レース4勝目を挙げた。

7月5日、3歳G1のドイチェスダービー（ドイツ・ハンブルク芝2400m）に出走。G1級競走への出走は初となった。19頭立ての12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月26日、G1のドイツ賞（ドイツ・デュッセルドルフ芝2400m）に出走。7頭立ての1番ゲートからスタート。最後は、勝ったウンガロからクビ差の2着に惜敗した。

9月6日、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、G1のバーデン大賞（ドイツ・バーデン＝バーデン芝2400m）に出走。8頭立ての5番ゲートからスタート。最後は、2着のカイタノに4馬身の差をつけてG1ホースの称号を勝ち取った。

10月4日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は2戦連続でA.スボリッチ騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

4歳（1999年）

5月9日、G2のゲルリング賞（ドイツ・ケルン芝2400m）に出走。鞍上は3戦連続でA.スボリッチ騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番ゲートからスタート。最後は、2着のウンガロに3/4馬身の差をつけて4つ目の重賞タイトルをゲットした。

6月6日、鞍上は4戦連続でA.スボリッチ騎手（3戦2勝）。5頭立ての1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカイタノから半馬身差の2着に敗れた。

7月4日、T.ヘリヤー騎手を鞍上に迎えて、G1のサンクルー大賞（フランス・サン＝クルー芝2400m）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエルコンドルパサーから2馬身半差の2着となった。

8月1日、G1のダルマイヤー大賞（ドイツ・ミュンヘン芝2000m）に出走。鞍上はA.スボリッチ騎手（4戦2勝）。6頭立ての4番ゲートからスタート。最後は、2着のSaugertiesに1馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルを掴み取った。

9月5日、G1のバーデン大賞（ドイツ・バーデン＝バーデン芝2400m）に出走。鞍上はT.ヘリヤー騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のFlamingo Roadに3馬身の差をつけてG1・3勝目を挙げた。

10月3日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は2戦連続でT.ヘリヤー騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月28日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でT.ヘリヤー騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。