ハクセツチェリー（1988年生、母ダイイチシラユキ）

ハクセツチェリー（1988年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビンゴガルー（当時12歳）と交配したダイイチシラユキが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）渕瀬ファーム。戦績は、中央平地32戦2勝。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

諏訪富三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

3月30日、デビュー戦は篠原茂騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

5月11日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠原茂騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヒットメーカーをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

6月22日、中3週で迎えた5戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

4歳（1992年）

1月11日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は篠原茂騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠原茂騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で篠原茂騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

4月26日、中6週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のベイリーフダンサーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月17日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた16戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は篠原茂騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた21戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた23戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた24戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

1月17日、連闘で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は篠原茂騎手（10戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた31戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた32戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。