シゲルラフタラ（2005年生、母タッチミージェイド）

シゲルラフタラ（2005年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋憧れ（ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時15歳）と交配したタッチミージェイドが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害1戦0勝、地方11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2八九。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高橋牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、高橋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって367.5万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月28日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた3戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

11月10日、中5週で迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた5戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた6戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3歳（2008年）

1月27日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

2月4日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミトノコウモンダに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 小雪/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

3月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳500万下のアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

6月8日、中7週で迎えた13戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から27kg増やして迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったエムワイスパイナルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月9日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルサンキムに7馬身の差をつけて制した。

9月29日、中2週で迎えた16戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のコスモスターをハナ差振り切って3勝目をつかんだ。

11月4日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4歳（2009年）

1月3日、中2週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた20戦目は、中山道鴻巣宿賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2八九（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアラタカを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

5月19日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。