タケノシンセイ（2021年生、母エイシンヴァルハラ）

タケノシンセイ（2021年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+新星」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールデンバローズ（当時9歳）と交配したエイシンヴァルハラが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は堀川洋之。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、堀川洋之から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、竹原孝昭によって792万円で落札された。

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月29日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー札幌（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のファイントパーズを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月28日、中6週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスの2歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

3歳（2024年）

1月28日、中3週で迎えた5戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのくすのき賞（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスのネモフィラ賞（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は亀田温心騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4月20日、中7週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた8戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は亀田温心騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は亀田温心騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2025年）

1月13日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月1日、中2週で迎えた15戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したフラッシングを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

2月22日、中2週で迎えた16戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、4着に入った。

3月8日、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月30日、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月18日、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鷲頭虎太騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月24日、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

7月19日、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

9月18日、中8週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた22戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、ペルセウス賞（大井ダート1650m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた23戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、アオイライコー賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた24戦目は、山茶花賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般B2以下（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のブルマリンシェールを3/4馬身振り切って久々に美酒を浴びた。