シルキーリリー（2005年生、母ビワナタシュカ）

シルキーリリー（2005年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋百合」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時13歳）と交配したビワナタシュカが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ラツキー牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方7戦5勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,000万円（2万×500口）で一口馬主が募集された。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月13日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月24日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

8月3日、中9週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた6戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳F4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカイシュウペガサスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のストロングフローラに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイワポーラスターを半馬身振り切って3勝目を収める

4歳（2009年）

8月20日、約10か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で板野央騎手（5戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のオンリーワンアースをクビ差振り切って制した。

9月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で板野央騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモエレマズルに1馬身3/4の差をつけて5勝目を収める