ブランドハーバー（2009年生、母スナークルピナス）

ブランドハーバー（2009年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のボストンハーバー（当時15歳）と交配したスナークルピナスが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方19戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上C1一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北星村田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月5日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた2戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、サンデーキセキに半馬身交わされて2着となった。

7月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミキノウインクに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C1三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、バリバリに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月5日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったユキノヴィーナスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハロンワンを上がり2位の末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

1月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアキノセイレンを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

2月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のコンパティビリティに3馬身半の差をつけて制した。

11月5日、約8か月半の休養明けで迎えた14戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた15戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた16戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

5歳（2014年）

1月17日、中3週で迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、大畑騎手今年も勝ちまくれ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた18戦目は、雪晴賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月7日、連闘で迎えた19戦目は、ホウレン草賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた21戦目は、ミト・カレーでガンバってます。（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた22戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヴェルシュナイダーに2馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

5月3日、中3週で迎えた23戦目は、メイカップ（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた24戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。