ケンセイプロスト（1987年生、母ケンセイフラワー）

ケンセイプロスト（1987年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は栗毛。種牡馬のハッピープログレス（当時9歳）と交配したケンセイフラワーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は杉安牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回。1989年のひまわり賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

7月15日、デビュー戦は丸山勝秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミゼットギャルに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったウィステリアガールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中4週で迎えた4戦目は、3歳400万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3歳（1990年）

2月10日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のたんぽぽ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月21日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下の由布院特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山勝秀騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で丸山勝秀騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

4歳（1991年）

7月27日、約9か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山勝秀騎手（10戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で丸山勝秀騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。