アドマイヤゴッド（1998年生、母サクラハゴロモ）

アドマイヤゴッド（1998年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時13歳）と交配したサクラハゴロモが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地8戦1勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の3歳未出走。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって1億5,225万円で落札された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

4月21日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（福島芝1700m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未出走（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマチカネホレルナヨに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月9日、中4週で迎えた3戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

10月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

4歳（2002年）

8月24日、約9か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のハセノアフリートをクビ差制して久しぶりに勝利を挙げた。

12月2日、中2週で迎えた10戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーホウミノルからクビ差の2着に甘んじた。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスカイランデブーに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

5歳（2003年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、銀嶺特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月20日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、新緑賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月13日、約8か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般A2 B1（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。