ヤマトサクセス（2000年生、母ブリリアントアイ）

ヤマトサクセス（2000年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋成功」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時6歳）と交配したブリリアントアイが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内白井牧場。戦績は、中央平地33戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の道新スポーツ杯(1000万下)。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

8月10日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、マルブツトップに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月7日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた5戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

3歳（2003年）

2月1日、中9週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入った。

8月17日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したフミノナイナーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のオメガマイバブーに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーセンテンショウに2馬身半の差をつけて優勝

11月9日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

11月22日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた14戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2004年）

6月20日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のタマナミに1馬身1/4の差をつけて休み明け初戦を制した。

7月3日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（9戦3勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（10戦3勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（11戦3勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5歳（2005年）

2月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた21戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴原央明騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

7月16日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカラメルアートをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

8月6日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月19日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた27戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

6歳（2006年）

6月17日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月5日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

7歳（2007年）

6月9日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた31戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（中京芝1200m 曇/重）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月30日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた33戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。