ケイエスファントム（2009年生、母ケイエスアカリ）

ケイエスファントム（2009年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦闘機名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したケイエスアカリが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高柳隆男。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方8戦2勝。主な勝ち鞍は2013年の宝船特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月9日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

4月1日、中6週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、コスモアケルナルに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月22日、中2週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた6戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月25日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、様似アポイ岳特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャイニーグルームをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、苫小牧産ホッキ貝特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた14戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、「函館育ちふっくりんこ」特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた15戦目は、北海道新聞日高地区販売所会特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2013年）

1月3日、中7週で迎えた16戦目は、宝船特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のディレクシオンに2馬身の差をつけて2勝目を収める

2月1日、中3週で迎えた17戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、立春特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

7月5日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、夕凪特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた19戦目は、城ヶ島特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。