ダンシングビーナス（2000年生、母スルーオジェムズ）

ダンシングビーナス（2000年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ビーナス」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時6歳）と交配したスルーオジェムズが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の一般C1-4。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

8月23日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったベルグポルカに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナティービット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

10月4日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサマーニースにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

12月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、山茶花特別（高崎ダート1500m 雪/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた6戦目は、根岸良昌騎手を鞍上に迎えて、ゴールドステッキ賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2004年）

2月1日、中4週で迎えた7戦目は、寒梅特別（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1-4（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーアリババに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月13日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

4月4日、中2週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

5月22日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた13戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。