アナスミラビリス（1991年生、母スカーレットブルー）

アナスミラビリス（1991年6月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時12歳）と交配したスカーレットブルーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地19戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

1月9日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた7戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（8戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず14着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた11戦目は、L.クロップ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したグレートローバストを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月14日、中5週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は山田和広騎手（9戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月4日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（10戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったアモーネを半馬身捉え切れず2着となった。

9月17日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（11戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のハシノパールを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月25日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（12戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（13戦1勝）。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。最後は勢いを失って18着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた17戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（14戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。