ミヤノテイオー（1996年生、母トウメイワカ）

ミヤノテイオー（1996年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のビゼンニシキ（当時15歳）と交配したトウメイワカが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は道上義法。戦績は、地方28戦6勝2着6回。1998年のジュニアチャンピオン(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、道上義法から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

山田勇厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1998年）

5月31日、デビュー戦は北村欣也騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は473kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキャロルライデンにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた3戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカシノカガヤキを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハンティングボーイに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コトブキリーフにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハカタエビスにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞のジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアサノダンサーを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3歳（1999年）

1月3日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦のニューイヤーカップ（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

7月24日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、三小田幸人騎手を鞍上に迎えて、4歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサダムカパルアをクビ差振り切って久方ぶりの実戦を制した。

8月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三小田幸人騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三小田幸人騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三小田幸人騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツーカラットに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月25日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で三小田幸人騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイネスセレネを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

10月11日、中1週で迎えた18戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三小田幸人騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた20戦目は、中川竜馬騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の佐賀菊花賞（佐賀ダート2000m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は三小田幸人騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワイエスワンに6馬身の差をつけて優勝

4歳（2000年）

1月9日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた23戦目は、銀嶺特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

3月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は的場直之騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

6月9日、中7週で迎えた27戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマスコットグラマンに2馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

6月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、セラミーカップ（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロイフリートを捕まえ切れず、8馬身差の2着となった。