ラスパルマス（2020年生、母ムスタパルタ）

ラスパルマス（2020年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スペインの地名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のワールドエース（当時11歳）と交配したムスタパルタが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は有限会社下河辺トレーニングセンター。戦績は、中央平地5戦0勝、地方16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年の一般C8。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

堀内岳志厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月8日、デビュー戦は原田和真騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3歳（2023年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

6月10日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

8月12日、中8週で迎えた5戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

12月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C3 18（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

4歳（2024年）

1月1日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3 18（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた8戦目は、皆の希望の星上村特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた9戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で妹尾浩一朗騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた12戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、大好き高知競馬特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた13戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、吉川さんありがと特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月14日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、有馬の西岡49（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた16戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で嬉勝則騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

8月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた17戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフェアリープレストに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長江慶悟騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスペキュレーターに約13馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、まねき馬倶楽部in笠松競馬場（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた20戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、2日で結婚決まっちゃった杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた21戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。