ヒダカジェンヌ（2016年生、母ミスヨナ）

ヒダカジェンヌ（2016年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「日高＋パリジェンヌより」。毛色は栗毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時18歳）と交配したミスヨナが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。主な勝ち鞍は2018年のフレッシュチャレンジ( 牝)。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

6月13日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスターリットをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月16日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のロケット賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月27日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた3戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ムササビ賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のディアサンダーに1馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

3月3日、中4週で迎えた4戦目は、雛祭賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

4月16日、中5週で迎えた5戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

6月12日、中7週で迎えた6戦目は、雷神賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

7月15日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、トウザヨリ賞（川崎ダート900m 雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンエイロイヤルを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月7日、中2週で迎えた8戦目は、雷光賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスマイルアウェイに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月27日、中2週で迎えた9戦目は、雷霆賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた10戦目は、激雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井光輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた11戦目は、迅雷賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桜井光輔騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた12戦目は、爆雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桜井光輔騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月15日、中4週で迎えた13戦目は、雷雪賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桜井光輔騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

5歳（2021年）

1月4日、中2週で迎えた14戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、門松賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のワイルドドーターをクビ差振り切って4勝目をマークした。