タイホウルーナ（2008年生、母ハセノレジーナ）

タイホウルーナ（2008年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主名より＋月（伊）」。毛色は芦毛。種牡馬のムーンバラッド（当時9歳）と交配したハセノレジーナが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は山内牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2十四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山内牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、大坪邦夫によって262.5万円で落札された。

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月22日、デビュー戦は菅原隆一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

4月10日、中6週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月25日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は菅原隆一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた8戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポルックス特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた9戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

10月15日、連闘で迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、スイートジョリに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、デルマハヌマーンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月26日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

4歳（2012年）

4月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。