イデア（2008年生、母メイクマイバンドル）

イデア（2008年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「永遠不変の実在」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したメイクマイバンドルが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月24日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はユースティティアと並んで2着同着となった。

12月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のソルデマーヨを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3のラジオNIKKEI杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

3歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた6戦目は、3歳500万下のアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のネモフィラ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアンバーシェードに1馬身半の差をつけて制した。

4月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

11月5日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（2012年）

2月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく16着に敗れた。

4月15日、中8週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

5月5日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の六波羅特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、6着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた15戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のホッコーガンバをクビ差振り切って制した。

6月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

9月9日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5歳（2013年）

6月16日、約8か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

8月18日、中5週で迎えた23戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

7歳（2015年）

2月21日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた25戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて14着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた27戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた28戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の六波羅特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。