ミヤコノアドミラル（2003年生、母ライテンアップ）

ミヤコノアドミラル（2003年4月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋提督」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトリースピーチ（当時10歳）と交配したライテンアップが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）明成牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方9戦2勝。主な勝ち鞍は2006年の一般C1十。

経歴

デビュー前

1歳のとき、明成牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

10月30日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた2戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、抜け出したマルターズドラドラにハナ差届かず2着となった。

3歳（2006年）

2月18日、中9週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた5戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

6月4日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月2日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

9月18日、中1週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月27日、中9週で迎えた11戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1六七（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサダムサンジロウに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

1月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた15戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

2月14日、連闘で迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月3日、中6週で迎えた17戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るミステリーゴットを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月25日、中2週で迎えた19戦目は、板橋区特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月29日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

10月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上500万下の相馬特別（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

5歳（2008年）

1月20日、中9週で迎えた23戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

6月7日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月12日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。