ベレーザフォンテン（2013年生、母グランプラス）

ベレーザフォンテン（2013年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美しい（ポルトガル語）＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時10歳）と交配したグランプラスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方20戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の一般B8。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

4月24日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

7月2日、中9週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったコリーナに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

9月30日、中9週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のコスモス賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた5戦目は、JA高崎ハム賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

4歳（2017年）

3月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた9戦目は、紫電賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4月11日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた11戦目は、よみうりランドグッジョバ!!賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、定年退職祝典競走☆花崎秀幸記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笠野雄大騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた13戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C14 17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウダイウンに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月30日、中1週で迎えた14戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、焼岳賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るショーマンを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月14日、中1週で迎えた15戦目は、はまゆう特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウカイメジャーにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月4日、中2週で迎えた16戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ハドウホウに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月1日、中3週で迎えた17戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウワニケに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月26日、中3週で迎えた18戦目は、がんばれ笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた19戦目は、ザク笠松出陣記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のカガノカリスマをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

11月20日、中4週で迎えた20戦目は、磨墨特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサクラエに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5歳（2018年）

1月9日、中4週で迎えた22戦目は、新春特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（7戦4勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず15着に終わった。

6月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた25戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

10月13日、中9週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。