スズカワンダー（2003年生、母ダンシングスズカ）

スズカワンダー（2003年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時8歳）と交配したダンシングスズカが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方30戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の一般C3-7。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

6月4日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月30日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

9月10日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた7戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C4-7（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクロタラリアに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月28日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦のノースポール賞（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスペシャルイヤーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月24日、中1週で迎えた10戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、リゲル特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月2日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3-7（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスウェプトパーティを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた16戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のベンジャミン賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（10戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョウショーモアーに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた20戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

10月9日、中9週で迎えた21戦目は、RATEBUSTER!記念プロキオン特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で畑中信司騎手（13戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた22戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で畑中信司騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジンバトルを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

11月4日、中1週で迎えた23戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で畑中信司騎手（15戦4勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンレイサイレンスに交わされて3馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた24戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で畑中信司騎手（16戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月2日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のデンドロビウム賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で畑中信司騎手（17戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた26戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で畑中信司騎手（18戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5歳（2008年）

1月5日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1-4（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で畑中信司騎手（19戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウェルスビューロウに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、増穂浦さくら貝杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で畑中信司騎手（20戦4勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で畑中信司騎手（21戦4勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた30戦目は、大介&亜樹結婚記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で畑中信司騎手（22戦4勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた31戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で畑中信司騎手（23戦4勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月1日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で畑中信司騎手（24戦4勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた33戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で畑中信司騎手（25戦4勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた34戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で畑中信司騎手（26戦4勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた35戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は25戦連続で畑中信司騎手（27戦4勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月21日、中3週で迎えた36戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は26戦連続で畑中信司騎手（28戦4勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。