クレストボーイ（1989年生、母ホワイトパーシヤ）

Crest Boy

1989.03.04

クレストボーイ（1989年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時16歳）と交配したホワイトパーシヤが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）瀬戸牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

5月30日、デビュー戦は古川寛和騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月6日、中5週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったフジノアウトバーンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で古川寛和騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナイスゼネラルに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川寛和騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

4歳（1993年）

6月5日、約8か月の休養明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で古川寛和騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、モンテヤシマに交わされて2馬身半差の2着となった。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古川寛和騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、伸びてきたクアドリフォリオ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（1994年）

4月24日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた10戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のサンライトエリナに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6月25日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたナイスタッチ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。