クラシカルスカラー（2020年生、母クラシカルバリュー）

クラシカルスカラー（2020年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「古典学者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したクラシカルバリューが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は富本茂喜。戦績は、中央平地6戦0勝、地方6戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C32 C41。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富本茂喜から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、水上行雄によって770万円で落札された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月5日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り17着に敗れた。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小沢大仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月30日、中3週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニットウアイアンに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のレイワホクトを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

10月4日、中2週で迎えた7戦目は、うらかわ優駿ビレッジアエル賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のスティールアグネスをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月18日、中1週で迎えた8戦目は、ハマギク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したクリイロを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、本年開設!「なまちゃき」特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

4月18日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、阿岸潤一朗騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。