アタゴテンジン（2021年生、母フジワンエンジェル）

Atago Tenjin

2021.03.28

アタゴテンジン（2021年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパドトロワ（当時14歳）と交配したフジワンエンジェルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はグラストレーニングセンター。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

村上頼章厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2024年）

1月21日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のベーリングキララをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月4日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳戦のスクリュー・ドライバー賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、勝ったアベニンスマイルに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

11月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のビックバンブーに1馬身3/4の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

12月30日、中7週で迎えた4戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて突き抜け、最後は2着のマイネルウォーリアに3馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。