クラウンミネルヴァ（2009年生、母スガタシン）

クラウンミネルヴァ（2009年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋知恵の女神（ギリシャ神話）」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時9歳）と交配したスガタシンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション静内研究牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北大研究牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、矢野悦三によって210万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

4月21日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

5月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

7月29日、中5週で迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを5馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

9月14日、中6週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた6戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月21日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクレイジータイガーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月12日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4歳（2013年）

2月15日、中8週で迎えた11戦目は、一般C2十五十六（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2十五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉村一樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた13戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉村一樹騎手（7戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月10日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた15戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた17戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

5歳（2014年）

1月1日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上C3六七八（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3五六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた21戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C3七八九（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3七八（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6月3日、中9週で迎えた23戦目は、HOKKAIDO競馬缶発売特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた24戦目は、優駿の里安平町うまかまつり特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた25戦目は、占冠村ふるさと祭り特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた26戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、一般社団法人東京馬主協会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた27戦目は、北海道えぞ松特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。