コンシェルジュ（2010年生、母エンドレスドリームⅡ）

コンシェルジュ（2010年6月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「管理人（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時11歳）と交配したエンドレスドリームⅡが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C4-2。

経歴

デビュー前

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月26日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月7日、中5週で迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

7月3日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、ひだか樹魂まつり賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-7（門別ダート1000m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミラクルメジャーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のリッカスキップを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

8月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ショウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったランフォースにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で坂下秀樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のスターブリーズを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月29日、中1週で迎えた13戦目は、襟裳岬賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で坂下秀樹騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ナナセちゃん賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2014年）

3月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。