ブルーホール（2011年生、母シャディーナ）

ブルーホール（2011年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「浅瀬に穴が空いたように形成された地形」。毛色は青鹿毛。種牡馬のHarlan's Holiday（当時12歳）と交配したシャディーナが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。戦績は、中央平地28戦1勝2着4回、地方10戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の西郷特別(500万下)。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月6日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

9月22日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた4戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、デルマサリーチャンにアタマ差交わされて2着となった。

11月24日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3歳（2014年）

1月13日、中6週で迎えた7戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、チェーザレにクビ差交わされて2着となった。

4月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月10日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（5戦0勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

5月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（6戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたダブルコーク決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月15日、中2週で迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したマサノマリリンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

9月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月26日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は長岡禎仁騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

4歳（2015年）

4月7日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた19戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシャンディロメラを上がり1位の末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

5月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた21戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大柿一真騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアリオダンテに8馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月15日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大柿一真騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大柿一真騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大柿一真騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったコウエイサムライに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大柿一真騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るモモイロアゲハを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月4日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（9戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサトノスティングをアタマ差振り切って4勝目を手に入れた。

12月12日、中4週で迎えた31戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

5歳（2016年）

1月9日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初咲賞（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山和生騎手（10戦1勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3月6日、中7週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（11戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

6月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は横山和生騎手（12戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

8月7日、中6週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（13戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

9月17日、中5週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（14戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

10月30日、中5週で迎えた38戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。