クラヴィコード（2021年生、母ソルファ）

Clavichord

2021.04.22

クラヴィコード（2021年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「鍵盤楽器の一つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時12歳）と交配したソルファが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。2024年のマリーンカップ(牝Jpn3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村直也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

12月17日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3歳（2024年）

1月14日、中3週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のフェロニエールをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

8月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパルクリチュードに5馬身の差をつけて制した。

8月31日、中1週で迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのインディアトロフィー（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のバニシングポイントに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

9月26日、牝馬限定3歳Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったテンカジョウにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。