リワードパラディン（1986年生、母エタンチエリー）

リワードパラディン（1986年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のイエローゴツド（当時19歳）と交配したエタンチエリーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は能登武徳。戦績は、中央平地11戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の五色沼特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

佐藤征助厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月23日、デビュー戦は玉井智光騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。馬体重は512kg。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のヘイセイプリンスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月13日、中2週で迎えた2戦目は、4歳400万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、伸びてきたナスノローラン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳400万下の桐花賞（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月9日、中5週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で玉井智光騎手（3戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のミルフォードミドリに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月21日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のランフォーエバーに1馬身3/4の差をつけて優勝

11月26日、中4週で迎えた6戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1400万下のウェルカムステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上1400万下の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は玉井智光騎手（4戦2勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

4歳（1990年）

1月15日、中4週で迎えた8戦目は、初富士ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（5戦2勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

3月4日、中6週で迎えた9戦目は、千葉ステークス（中山芝1200m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着を確保した。

3月25日、中2週で迎えた10戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で玉井智光騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘志でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

6月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。