ターフファントム（1994年生、母ダイナアティカ）

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,800万円（36万×50口）で一口馬主が募集された。

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

11月10日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は432kg。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月16日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3歳（1997年）

1月11日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

3月22日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月12日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

5月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京ダート2100m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月15日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月19日、中4週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったエーブプロテインを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオンディーヌシチーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。